司法書士は、内容証明郵便の作成をすることが可能です。請求額140万円までの場合は、代理人として司法書士名義で発出し交渉にあたることも可能です。
内容証明郵便とは
内容証明郵便とは、送った手紙の「内容」と「送付日」を証明するための郵便サービスです。通常の郵便と違い、内容証明郵便では、送った内容が後で証拠として必要になったときに、法的な効力を持たせることができます。
具体的には、以下のポイントが特徴です:
- 内容の証明
送る文書の内容を郵便局が証明してくれるため、相手が内容を受け取ったことや、内容が正確であることが証明されます。 - 送付日と証拠
郵便局が送付日を証明し、いつ送ったのかも記録として残ります。 - 送達の証明
受取人が受け取った場合、その受領も証明され、内容証明郵便は法的に効力を持つ証拠となります。
つまり、内容証明郵便は、重要な通知や請求、契約解除などの際に、相手に対して正式に伝えた証拠を残すために使用されます。
内容証明郵便に適した行為
契約違反に対する警告
契約の履行を求める場合(例:納品が遅れている、サービスが提供されていない等)。
未払いの請求
未払いの金銭の支払い請求(例:貸金の返済を求める、未収の料金を支払わせる等)。
契約解除の通知
サービスや契約の解約を通知する場合(例:賃貸契約の解除、携帯電話契約の解約、保険契約の解約、、クーリングオフ等)。
債権の譲渡通知
債権を第三者に譲渡した際の通知(例:借金の債権譲渡、クレジットカード会社からの通知等)。
相続放棄の通知
相続放棄を行う旨を伝える場合(例:相続人としての権利を放棄する通知)。
権利侵害に対する警告
知的財産権や所有権を侵害された場合の警告(例:著作権侵害に対する警告、商標権侵害に対する警告等)。
賃貸物件の退去要求
賃貸物件の賃貸契約違反による退去要求(例:家賃未払いに対する退去通知)。
不正行為の是正要求
他者が不正に自分の財産を使用している場合の是正要求(例:不正競争行為の停止を求める等)。
慰謝料や損害賠償請求
不法行為や事故による損害に対する請求(例:交通事故による損害賠償請求)。
費用
内容証明郵便 本人名義 | 33,000円~/1件 | +実費 (収入印紙、郵券、交通費他) |
内容証明郵便 司法書士名義 | 55,000円~/1件 | +実費 (収入印紙、郵券、交通費他) |
※金額は税込み表示です
上記の他、相手方の調査、出張が必要な場合は別途調査費用、出張費用等がかかります
内容証明郵便作成の流れ
対象不動産、相続人、遺言書の有無の確認等を行います
相続人・対象不動産も少なく複雑ではない案件の場合は、お電話のみでヒアリングをさせていただくことも可能です
必要な情報ご提供いただきましたらお見積りを提供させていただきますのでご検討ください
ご依頼いただける場合は、次のステップへ進みます
依頼者様のお手元にある相手方とのやり取りのメール、スクリーンショット、契約書、領収書、送金履歴等を提供してください
司法書士委任契約書、委任状への署名と押印をいただきます
ヒアリング内容、提供された証拠に基づき内容証明郵便の作成を行います
内容証明郵便の草案ができましたら内容確認をいただきます
相手方へ内容証明郵便を発出します
代理人として発出した場合は、司法書士が交渉の窓口になります